ロイコクロリディウムマニアがいて風俗所沢

  • 投稿者 : badoa・esekkena123
  • 2012年8月30日 11:32 PM

逆に所沢 風俗じゃホテルの主人というのは、たいていが腐臭を放つ勝利者だ。商売の手を広げれば広げるほど、もっと広げなければと考えるし、もうかればもうかるほど、従業員が金をくすねていると考えがちになる。その点、リップは心やさしかった。まず的中しない三重勝を当てているのに自分が馬券を買ったことさえおぼえていない男のように、お気楽な当惑顔でそのへんをうろうろしていた。ぼうっとしていて、陽気で、もっとひどいことには気分が悪くなるほど感謝の念でいっぱいだった。店が終わるとカウンターに坐り、至福に満ちたほほえみを浮かべながら指の間でお札をふるい分け、信じられないといった顔つきで銭勘定をしていた。「ジーンって、みんなに好かれたいって思うタイプのおかまなのよ」ある夜、風俗花子がリップにも十分聞こえる声でそういった。店は終わったあとで、わたしはカウンターを拭き掃除していた。エリォットはその日の午後に覚醒剤を畷んでいて、そのほてりを冷まそうとグラン・マルー王を流し込んでいた。リップは店の隅っこでお札に帯封を巻いて、鼻歌まじりで今夜の預金をこしらえていた。彼は鷹揚(おうよう)な微笑を浮かべて顔を上げた。とどのつまり、相手は風俗花子だった。「今夜は調子が悪いの、風俗花子?」司あんたといるとね。それしか理由がないでしよ」額に汗が粒だっていた。しょぼくれたチップにいらだち、喧嘩をふっかけたくてうずうずしていたのだ。「オーナーが従業員の眼の前で銭勘定するなんて、悪趣味の極致ね」わたしはカウンターづたいにちょっと動いた。「抑えて」とささやいた。「ちょっと来すぎてるぞ」風俗花子は、ぺたつとした手でわたしに触れた。「ねえジーン、ブライァンてかわいい。あたしがクビになるのを心配してくれてる」「しないわよ」とリップはいった。

この記事のトラックバックURL :

この記事へのコメント

コメントはまだありません。

現在、コメントフォームは閉鎖中です。